鉱山で採掘・加工された石灰石製品は、ダンプトラックで地元ユーザーへ運搬される他、鉱山から太平洋セメント株式会社上磯工場と結ばれている長さ6.2㎞のベルトコンベアと桟橋を経由して、船舶にて全国へ出荷されています。
大型ダウンザホールドリルを用いて穿孔し、国内寒冷地で初の導入例となった「サイトミキシング方式」によりANFO爆薬を装填して発破します。当鉱山は火薬使用許可と火薬製造許可を両方取得している数少ない石灰石鉱山です。
発破により起砕された石灰石は、ホイールローダーでダンプトラックに積み込まれ、立坑に投入されます。当鉱山の積込・運搬は大型重機で行われ、ホイールローダーはバケット容量15m3、ダンプトラックは90tを標準としています。
坑内設備で1次破砕された石灰石は、坑外の破砕設備で「セメント用原料(砂味)」のほか、コンクリート用骨材「40-20、20‐05、15-05、砕砂」、土木用材料「80‐0、40‐0」に製造加工されます。
製造された石灰石製品の内、セメント原料は長距離ベルトコンベアにて太平洋セメント株式会社上磯工場まで輸送されています。また、骨材の一部もベルトコンベアで上磯工場まで輸送した後、会場桟橋から運搬船にて関東、東北及び北海道内のユーザーへ出荷されています。地場向け骨材は、山元で直接ダンプトラックに積み込まれて出荷されています。
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